ホイアン市から約20カイリ離れている島郡で、大小8つの島々が15平方kmに広がっています。それはチャム島/クーラオチャム島(Đảo Cù Lao Chàm)です。
チャム島は2009年に、国連教育科学ユネスコより生物圏保護区に登録されました。その時から中部の有名な観光地となっただけでなく、チャム島も保護区として管理されています。
チャム島はまだありままの豊な大自然が残られています。ここで、サーフィン文化やチャンパ王国繁栄の時代の遺島跡が数多く見つけられ、チャムがかつて海のシルクロードとして栄えたとも言われています。16世紀頃に、スペイン人宣教師や中国人、日本人がチャム島を訪れたようです。歴史的にも高い価値のある島ですね!
クーラオチャム生物圏保護区には魅力的なランビーチ(Bãi Làng)やフオンビーチ(Bãi Hương)、チョンビーチ(Bãi Chồng)等があり、海産物も豊富です。135種類の珊瑚が現在に確認されており、その中の6種類がベトナムの海で初めて発見された種だそうです。又、チャム島の周辺にも947種類の生物が存在し、その中の海洋生物が178種、50種類以上の魚、56種類の貝等の軟体動物、真珠貝だそうです。又、ベトナムのレッドデータブックに掲載されている生物も多く住んでいるそうです。
チャム島へ訪問時期は、3月~8月頃で良いです。9月頃からは中部が雨季の季節に入りますので、台風や悪い天気等は皆さんの旅に影響を及ぼすでしょうね!島民の習慣・精神的な生活を深く見学したい方は、魚祈り祭り/カウグ祭り(Lễ Cầu Ngư/旧暦4月3~4日頃に開催)、ツバメ巣の職業の記念日(Giỗ tổ nghề Yến/旧暦3月9日~10日頃に開催)の時にはお勧めしたいと思います。
・移動手段
スピードボート、それとも船ですね!
モーターボートで移動:300,000ドン/人(往復/日帰り)・350,000ドン/人(往復/別日帰り)。20分程。午前8:30~10:00 及び午後 2:00頃に、クアダイ・ビーチから出航。通常は1日ツアーが一般的ですので、一日でチャム島を体験すれば満足ですね!
船で移動:100,000ドン/人(国際人向け)。1時間程。市内ボート乗り場(7:30)またクアダイ・ビーチ(8:30)から出航。1日当たり1往復だけでご注意ください!(ちょっと長いですが船2階から、ゆっくりと海の美しさの景色を眺めながら涼しさを味わうことも気持ちですよ!)
・島内の観光スポット
海洋資料館:港の近くにある海洋資料館は小さい規模ですが、チャム島周辺に生息する生物や歴史についての展示があり、島付近に沈んだ船からの出土品、貝のホルマリン漬けも展示されています。
聖になる井戸:約200年前に作られた井戸です。ある資料によって、昔チャンパ王国繁栄の時代にチャム人が掘った井戸と言われています。大変乾燥する季節でもこの井戸の水も枯渇しないです。水に触れると幸せになるという伝説もあります。
タンヒエップ市場:港からすぐ見える小さいローカルな市場です。
ハイタン寺:1758年に作られたお寺です。あり伝説によると、ある木材を運ぶ船が北から南に向かって、途中でチャム島で泊まっていました。夜になると木材を運ぶ担当者は島を出るように全部の木材を島に残さなければならないと夢を見ました。この人は信じずに次の日そのまま島を出るときは大風が吹き、大波が立って非常に危険な 状態になりました。その現像が3回連続で繰り返していました。結局その木材をチャム島で残してハイタン寺を作ることにしたそうです。このお寺には住職さんがいないので、ご近所の島民の方々が毎朝掃除に来てお寺を守っているそうです。お寺の前に白い観音像が祀られたのもお寺の特徴です。
・マリンスポーツ
透明度が高いチャム島の海では、生きたサンゴ礁は本当に素晴らしいです。サンゴ礁を見たい方はシュノーケリングが一番オススメです!ライフジャケットとゴーグルの貸し出しがありますので、安全に美しい海を楽しんでください。40分程のシュノーケリングの際は写真を撮ることも面白いですので、防水電話バッグを用意しておきましょう!
また、スキューバダイビングも観光客向けのエキサイティングなアクティビティです。1人当たり800,000ドン(4000円ぐらい)で、20分ほどで海中を観察してサンゴ礁の美しさを感じられます。ツアーの場合は1回1,450,000ドン~/人(約7,250円)となります。10歳からの子供も体験可能です。
それに、シーウォーカーサービスは米国製の専用シートレックを着用して海深5~6mのサンゴ礁を散歩すします。8歳から80歳までの方は、泳げなくても体験できますよ!でも料金はちょっと高いです。料金は1回20分当たり95万VND(約4750円)/人です。