名前 | 日本橋/来援橋(CHÙA CẦU) |
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住所 | Nguyen Thi Minh Khai Street, Cam Pho Distrist, Hoi An City |
入場券 | 120,000VND(1枚で5か所のスポット見学可) |
1593年に当時ホイアンに居住していた日本人が架けた橋と言われています。
日本橋はグエン・ティ・ミン・カイ通りとチャン・フ通りの交差点に位置し、正式名称は来遠橋(Lai Viễn Kiều)と言われています。1719年にベトナム広南国王の阮福チュウはホイアンに訪問し、「朋あり遠方より来たる、また楽しからずや」という論語から「Lai Viễn Kiều」を名付けたとされています。
日本橋の中には1653年に中国人によって作られた小さなお寺もあり、現在に現地人はCHÙA CẦU(寺・橋という)読んでいます。
日本橋は日本人によって建設されましたが、橋の屋根の装飾を見ると当時のベトナムや中国の特徴が見えます。鎖国が実施される1633年まで日本人はホイアンで住んでいて、それ以降はほとんど日本に引き揚げることとなったからです。ホイアンでは大怪物ナマズ(鯰)が尾びれで暴れると地震や洪水の災害を起こしますので、それを鎮める為ににナマズの背中を刺す刀のように日本橋を建てたという伝説があります。来遠橋と描かれた下の丸い彫刻は魔除けの意味も込められています。
幅3m、長さ18mの瓦屋根付きの日本橋の中に入ると、日本語で「ホイアン」と書いてある提灯で装飾されている不思議な雰囲気が感じられます。ちなみに、ホイアンでは日本橋だけでなく、周囲の通り沿いも色とりどりの何千個の提灯が装飾され、ホイアンも幻想的になります。
出入口に安置されている犬(東側)と猿(西側)の像は、一説によると、申の年に建設されはじめ、戌の年に作り終えたからともされています。これも「神様」として昔の日本人が崇敬した動物であると言われています。寺の反対側を眺めると、ホアイ川とアンホイ島が見えています。
ホイアンでは沢山のお寺があると思われている人が多いですが、実際に総計19つの仏教のお寺があり、それ以外はほとんど神様を崇拝している所です。日本橋の中央にあるお寺の前に「来遠橋」と彫刻されている扁額があり、中には祭壇があります。ここにも仏陀ではなく、鎮武北帝の神様を崇拝していることです。中国人の考えによると、これは地域を守り、人間に平和で幸せな生活を齎す神様だようです。かつてのパラミツの木から造られた北帝の神様の像は長い年月を渡って毀損の為、現在には新しい像は代わりに位置されています。また、昔の日本橋の写真も飾られており、当時のイメージが膨らむようになります。
夜(6時~10時)になると日本橋はライトアップされ、遠くから日本橋を眺めると橋と幻想的な提灯の色と混じりあい、交易が盛んだった400年以上の歴史がある日本橋の古き良き雰囲気に迷い込んだようです。
日本橋はホイアン人の誇りの一つであり、ホイアン人はよく「日本橋に来なければ、ホイアンにはまだ来ていない」と言っています。ベトナムで流通している2万ドン紙幣の裏面にも日本橋が描かれており、ベトナム全体でもあくまでも有名な橋です。