中国商人の集会所　ホイアンに行ったら見逃さない中国系の建築物

1. 1. 2. 中華会館

名前	中華会館（Hội Quán Trung Hoa/ Hội Quán Dương Thương/Hội Quán Ngũ Bang）
住所	64 Tran Phu Street, Cam Pho Distrist, Hoi An City
入場券	必要なし
オープン時間	8:00～17:00

福建、朝州、広東、海南と嘉応という中国5つの省人会が共同使用の目的で建てた集会所です。

1741年に建てられた中華会館は5つの会館の中に一番古いです。中国文化を色濃く感じる建築ですがベトナム風も交錯され、他の中華系会館に比べて印象的です。前から見ると壁がブルーで、敷地が少し狭いです。敷地内には「天后聖母」という中国人の航海の神様が祀られています。千里眼、順風耳という神様の祭壇もあります。中国系ホイアンの人々はよく会館を訪問し、天后聖母の像を拝んでいます。

ベトナム人の参拝方法は、日本人と比べて少し違います。拝む時に跪いて額を地面につけ、次に起き上がって合掌します。これを3回繰り返します。その他、直立しお線香を胸のあたりに、両手で持ち一礼をする拝む方もあります。日本の神社のように手をパンパンと叩く二拍手はないです。

300年間を渡って何回か復旧されましたが、中華会館の建てた頃の建築全体はまだ変わっていない、現在にはホイアンの華僑の人向けの中国語の学校になったそうです。

1. 1. 3. 福建会館

名前	福建会館（Hội Quán Phúc Kiến）
住所	46 Tran Phu Street, Cam Pho Distrist, Hoi An City
入場券	必要 120,000VND（1枚で5か所のスポット見学可）
オープン時間	8:00～17:00

福建会館はホイアン旧市街中央にあり、かつてホイアンに住んでいた中国福建省の華僑の人が集った集会所です。

5つの会館の中に一番大きい福建会館は1697年に建てられました。建てた頃に華僑人の社交場所でしたが、その後に航海安全の天后聖母様と他の航海の神様を祀る場所になりました。伝説によると、1697年にも天后聖母様の像がホイアン沿岸に偶然に拾われ、その後この福建会館に持ってきて祀られていたようです。

 

外から見ると、ピンク色の派手な門が目印になります。この門を抜けて中に入ると、色々な中国風が見られるはずです。広い庭の左には鯉の滝登り像の噴水があり、また大きいな盆栽も植えられて穏やかな気持ちを齎します。

敷地内の中央にある天后聖母様の祭壇のほか、両側にも観世音様、助産師の神様等の祭壇が設けられています。ベンチもあるので通りの喧騒に少し疲れた時の気分転換に一休みするのも良いです。

大きい赤い線香を天井から吊るされているのは一番目立ち、ここの神秘な雰囲気と混じり、中国時代の背景を感じさせます。毎年旧暦の1/15、2/26、3/23にはお祭りが行われ、多くの地元の人と観客等にアビールしています。

 

1. 1. 4. 海南会館

名前	海南会館（Hội Quán Hải Nam）
住所	10 Tran Phu Street, Cam Pho Distrist, Hoi An City
入場券	必要 120,000VND（1枚で5か所のスポット見学可）
オープン時間	8:00～17:00

海南会館は海南と嘉応の人会の集会所目的として1875年に建てられました。

この会館も1851年にホイアン近海でグエン王朝政府によって間違って殺害された中国の海南島の商人108人の魂を鎮める為に建てられた会館だそうです。会館の中央にはその海南島出身の商人108人が綺麗に祀られており、その近くにも108人の名前が彫刻された石碑があります。左には財伸の祭壇で、右には中国人の賢者の祭壇です。金箔を施した華やかな彫刻がいっぱいあり、ほとんどその彫刻は中国で作られて、ホイアンに海路で運ばれたようです。毎年　1/2と 6/15には礼拝（祭り）が行われています。

100年以上渡っても当時の建築の姿がまだ残っており、ホイアンの世界文化遺産には欠くことのできない所です。

 

1. 1. 5. 潮州会館

名前	潮州会館（ Hội Quán Triều Châu/ Chùa Âm Bổn）
住所	157 Nguyen Duy Hieu Street, Cam Pho Distrist, Hoi An City
入場券	必要 120,000VND（1枚で5か所のスポット見学可）
オープン時間	8:00～17:00

朝州会館は1845年に朝州出身者よって建てられた集会所です。

朝州会館も伏波神様という天災を征服し、船で渡る時に無事を齎す神様（中国の馬援武将という）が祀られているお寺です。立派な屋根付きの門2つを抜けると、屏風、麒麟、鳥獣、花などを主題とした彫刻は目に留まります。敷地内の中央には馬援の位牌です。

他の会館と同じ、朝州会館の飾られた絵、柱や屋根等の紺かな彫刻は見事で芸術的です。